下川町のトドマツオフィス
2015年
トドマツは北海道を代表する樹種で、植林から60年近く経ち、生産量のピークを迎えようとしていますが、乾燥技術が確立していない為、梱包材やパルプ原料に使われることが多い木です。永年育ててきた木を建築材料として永く使うというテーマに下川町/王子ホールディングス/ティンバライズで取り組みました。
この建物では土台をのぞく全構造材にトドマツ製材を使用し、約8mのスパンに住宅用製材で組み立てる木造のトラス・ラティス梁を掛け渡しました。外装にはカラマツ燻煙処理材、内装にはトドマツ、ナラ、ニレを用いています。
建築データ
設計:Timberize Architects
構造:桜設計集団
建築用途/事務所+実験室
所在地 /北海道下川町
主体構造/木造
建築面積/190.14㎡
延床面積/177.81㎡
竣工 /2015年3月