Timberize とは
木でつくることをあきらめたもの、
木でつくれないと思っていたものが、
木でつくれるとしたら、
街はどのように変わるのでしょうか?
日本では古くから木材を使って建築を作ってきました。
法隆寺に代表される伝統木造建築は日本の誇るべき文化です。
しかし、木造建築はそれだけではありません。
2000年の建築基準法改正により、
木造建築でも耐火建築が建設可能になりました。
どこにでも、どんな用途でも。
一方、近年では様々な木材が開発されています。
硬い木、柔らかい木、腐り難い木、燃えにくい木、・・・。
近代以降、鉄やコンクリート、プラスチックに置き換えられてしまった「木」が新しい材料として、
今もう一度、建築の主役に躍り出ようとしています。
木というと英語で<wood>がすぐに思いつきますが、丸太は<log>、
人の手によって加工された材木や製材は、<timber>と呼ばれます。
timberizeは「timber」から考え出された造語です。
設立の目的
NPO法人team Timberizeは、「木」を新しい材料として捉え、
これまでの木造の伝統や慣習に捉われることなく新しい可能性を模索し、新技術や木造デザインを構築することで、社会に広く提案することを目的とする。
「木」を取り扱うにあたっては、それを支える業界が、林業、製材業、建設業、木材加工業、消費者など多岐にわたるため、川上から川下までの一連の流れの中でその価値を考えていかなければならない。
また、木材の活用は、国内森林資源、地球環境問題などさまざまな分野に影響を及ぼす。
このような「木」にかかわる多くの関係者と連携し、諸問題を解決しながら「木」の新たな可能性を提案するために法人を設立することになった。
設立の経緯
当初は、中高層木造建築、耐火木造建築の可能性を追求するため、自発的な集まりによる研究会を母体にして、2001年より研究・開発設計活動を続けてきた。
具体的には、木造耐火部材の開発や大臣認定の取得などの研究活動、木や木造の最新技術、建築や都市の未来像を提案する展覧会、講演会などによる普及啓蒙である。
今後、さらに中高層木造建築、耐火木造建築の開発を進めていくなど、新しい木造建築、木材利用の可能性の模索を通じて、社会に寄与するために法人格を申請するに至った。
活動の種類
(1) 社会教育の推進を図る活動
(2) まちづくりの推進を図る活動
(3) 学術、文化、芸術の振興を図る活動
(4) 環境の保全を図る活動
(5) 国際協力の活動
(6) 科学技術の振興を図る活動
(7) 経済活動の振興を図る活動
(8) 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動