CROSSING FORESTは「CLT PARK HARUMI」のなかにつくられた木育ひろばです。家族で遊んだり、ゆっくり休憩しながら、森林や木造建築について知っていただくための場所としてつくられました。アニメや最新の木造建築の動画を見たり、木の玉プールや木のおもちゃで遊んだり、森にまつわる本を読んだりして、木に包まれた空間でゆっくりお過ごしください。

CROSSING FORESTは国産木材のCLTでつくられています。さまざまな厚みと形のCLTが地層のように積み上げられて、包み込まれるような印象的な空間になっています。すべてのパーツが手で持てる大きさと重さになっており、組立て式の設計になっているので、素早い設営と解体が可能です。また、別の場所へ移設して再利用可能な木質内装システムになっています。


※「CLT PARK HARUMI」は、東京都中央区晴海で、岡山県真庭市から提供されたCLT材を使い、隈研吾建築都市設計事務所がデザイン監修、三菱地所グループが開発・設計監理・施工した施設です。2020年秋までの約1年間にわたり、CLTの魅力を伝え、文化・情報を発信する拠点として運用された後、真庭市の国立公園蒜山で移築利用される計画です。

発注者　　日本CLT協会
用途　　　木育ひろば
設計　　　NPO法人 team Timberize
　　　　　スタジオ・クハラ・ヤギ
　　　　　HUG、MID研究所
面積　　　30㎡
構造　　　木造（CLT）
設計　　　2019年6月〜2019年10月
工期　　　2019年11月