能代市立二ツ井小学校 体育館

屋根架構は構造用集成材を金物で接合したトラス架構とし、これを鉄筋コンクリート造で支える構造としている。当地域は多雪地域でもあるため、構造システムは曲げ系でなく、経済的に有利と考えられる軸力系(トラス)を採用することで構造部材のスリム化や荷重の低減を図り、更にはそれを支える下部構造の柱断面や基礎構造の低減も図れることなり、コスト削減に繋がった。
尚、本建築物は耐火建築物とする必要があったため、性能評価により国土交通大臣の認定を受けた防耐火設計(ルートC)を選択することとした。

建築データ

建築用途:体育館
竣工:2010年
延べ床面積:1,414㎡
建築規模:地上1階建
構造:木造+RC造
意匠設計:設計集団環
構造設計:MID研究所
施工:大森・サンワ・高田 JV