市街地木質化の可能性を検討するために岩手県が平成28年度に設置された「パブリックスペース等木質化検討委員会」は3年間にわたり県内の様々な角度から市街地木質化の可能性を検討してきた。その3年間の活動の節目として、実証モデルを設置しようというプロジェクトである。エレベータ待ちのスペースでしかなかった岩手県庁6階エレベーターホールを、木製家具により新しいアクティビティーが生み出そうという試みでもある。この木質化実証実験は、「パブリックスペース等木質化検討委員会」が中心となり、県と県内林業・木材産業関係団体の皆さまとの協働により、県産アカマツ材を使用した大型木製家具「Slit-bench」を製作・設置した。

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◇　パブリックスペース等木質化検討委員会
（委員長）
　公立大学法人秋田公立美術大学 教授 小杉 栄次郎
（副委員長）
　一般社団法人岩手県建築士事務所協会 副会長兼専務理事 鍋倉 孝行
（委員）
　東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社設備部工事課 副課長 田口 雄一　
　岩手県空港ターミナルビル株式会社 取締役総務部長 石崎 徹　
　三田農林株式会社 代表取締役社長 三田 林太郎　
　有限会社岩井沢工務所 代表取締役社長 岩井澤 賢一　
　有限会社清水畑建設 代表取締役 清水畑 貴彦

◇　デザイン・監修
公立大学法人秋田公立美術大学 教授 小杉 栄次郎
公立大学法人秋田公立美術大学 助手 萩原 千尋、船山 哲郎

◇　木材加工・製作協力
有限会社岩井沢工務所 代表取締役社長 岩井澤 賢一
有限会社岩井沢工務所 社員の皆さま
有限会社清水畑建設 代表取締役 清水畑 貴彦
有限会社清水畑建設 社員の皆さま
一般社団法人岩手県建築士事務所協会 青年委員会の皆さま

◇　木材提供
岩手県森林組合連合会
ノースジャパン素材流通協同組合
岩手県木材産業協同組合
一般社団法人岩手県建築士事務所協会