ティンバライズ通信 vol.060
2025/1/10

新年あけましておめでとうございます
旧年中はお世話になりまして、誠にありがとうございました。
本年も皆様の御健勝を、心より祈念しております。
まだまだ寒い時期が続きますが、皆様方におかれましては風邪など引かないよう、お体ご自愛くださいませ。

目次
・全ての回のゲストとテーマが決まりました!
・初回は、1/29(水)ですのでお申し込みはお早めに!

【第1回】2025.1.29(水)
【タイトル】
 TOKYO WOOD TOWN 2040以降の都市
 木造と都市林業
【ゲスト】
湧口善之(都市森林株式会社代表取締役)
川口真沙美(公益財団法人日本デザイン振興会)
【モデレータ】
腰原幹雄、内海彩(ティンバライズ)

【内容】
日本の都市木造は2020年代に入り、設計/施工のプレイヤーも増え、高層化・大規模化、用途の多様化が進んでいます。
現在、山に放置されている木を都市で使い、山へお金を還元することの意義を、多くの人が共有するようになりましたが、さほど遠くない未来に、山の木が不足することも予想されます。そのときには都市の木造を”貯木”とみなし、都市のなかで木を融通し合うーそのような山との互恵関係を結ぶ”WOOD TOWN”2040年までに実現しよう、というのが、昨年開催された「山と木と東京」展での提案でした。
第1回のラボは「山と木と東京」展主催・公益財団法人日本デザイン振興会の川口真沙美さんと、都市林業というアイディアを提唱・実践し「都市森林プロジェクト」に取り組んでこられた湧口善之さんをゲストに迎えます。リユースも含め”都市にあるさまざまな木”を使う未来について、一緒に考えてみたいと思います。

【第2回】2025.3.28(金)
【タイトル】
 編集者と技術者から見た、これまでの都市木造
 とこれからの都市木造
【ゲスト】
 森清(エムアンドエディターズ、Office Bunga、元 日経アーキテクチュア編集者)
【モデレータ】
 安井昇、加藤征寛(ティンバライズ)

【内容】
2000年の改正建築基準法施行により都市に中高層の木造建築をつくることができるようになってから25年が過ぎようとしています。
すでに多様なタイプの都市木造が全国に登場しており、繰り返し使われる技術、一品生産の技術など、そのつくりかたも様々です。
その建築の過程を編集者目線で見てきた森清さんをゲストに迎えて、防耐火面を知る安井と構造面を知る加藤と一緒にこの25年を振り返るとともに、このあとの25年(2050年)に向けて、どのような都市木造をつくるかを議論してみたいと思います。
ちなみに、森さんが編集にかかわられた都市木造関連の図書は、「都市木造デザイン大全」「ディテールの教科書 中大規模木造編」、日経アーキテクチュアの特集は、「木造第3世代」「木造ビッグバン」「構造で見せる木造大空間」「部材調達で差をつける大型木造」など多数あります。
お楽しみに!

【第3回】2025.5.23(金)
【タイトル】
 KOREMOKU と 高知県TOSAZAI+Timberize
【ゲスト】
 小野田勝(高知県木材産業振興課)
【モデレータ】
 北添幸誠、久原裕(ティンバライズ)

【内容】
2018年12月、team Timberizeは高知県と国産木材の需要拡大に向けた協定を結びました。その後およそ4年間にわたり、さまざまな分野で森林資源の有効活用を念頭に、土佐材を使った研究や開発を行い、実践に向けて協議が重ねられました。こうした一連の動き(高知県TOSAZAI+team Timberize)の最大の成果が「KOREMOKU」プロジェクトです。
第3回のラボでは、KOREMOKUプロジェクトの特徴や意義を詳しく解説するとともに、4年間に及んだ 高知県Tosszai+Timberizenoの活動を概観しながら、高知における木材利用の可能性や未来にどうつなげていくのかについてお話ししてみたいと思います。

【第4回】2025.7.25(金)
【タイトル】大工に相談!都市木造のツボ
【ゲスト】
 木村光行、椿純(大工の会)ほか
【モデレータ】八木敦司、国重安沙(ティンバライズ)

【内容】
都市木造を実際に建設するとき、どれだけ緻密に計画したつもりでも現場が始まると、思いもよらないことが起こったりしますよね。
第4回のLABOは、最初からレクチャー形式をとらず、参加型の座談会形式としました。LABO参加者の皆さんが、都市木造を考えるにあたり直面したことのある困りごとを、大工に相談しちゃおう!という企画です。
若手の皆さんにとって、普段はなかなか得られない、気軽に何でも相談できる機会のひとつとしたいと思います。

【第5回】2025.9.19(金)
【タイトル】
 木造の高層化は本当に必要か?無理してない?
【ゲスト】
 百野泰樹、太田真理(株式会社大林組)
【モデレータ】小杉栄次郎、佐藤孝浩(ティンバライズ)

【内容】
災害の多い日本で、また人口減少傾向にある日本において、木造建築を高層化する必要は本当にあるのか?その意義はどこにあるのか?
「下馬の集合住宅」竣工から10年経ち、これまでに多くの高層木造が実現され、今後の計画発表も後を絶ちません。そんな状況の今だからこそ、Port Plus(木造11階建て、高さ44m)の設計者である建築家と構造家のお二人に本音で高層木造建築について語っていただき、皆さんと一緒に考えます。

【第6回】2025.11.21(金)
【タイトル】
 海外の都市木造と木の国際化
【ゲスト】
 山代悟(ビルディングランドスケープ共同
 主宰、芝浦工業大学建築学部建築学科 教授)
【モデレータ】山田敏博、川中彰平(ティンバライズ)

【内容】
木材はローカルな材料であると同時に、国際的に流通する商品でもあります。
近年は世界中で中大規模建築が推進されると同時に、バイオマス発電など地域を支えるエネルギーとして復活しようとしています。
第6回のラボでは、アメリカやオーストラリアなどの海外の木造建築の紹介しながら、日本の都市木造は世界に通用するのか、日本の木製品や技術をどうすれば輸出できるのかなど、国際的な視野も踏まえて発展的な議論をしたいと思います。

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